7月は防災×台風対策|「もしも」の前にそなえるグッズ

季節×備え

夏が近づく7月。気温の上昇とともに、本格的な台風シーズンが始まります。
年々、台風の勢力は増していて、想定外の大雨や強風による被害も増加中。
でも、台風は事前に進路や予報がわかる災害だからこそ、早めの備えが何よりの対策になります。

今回の記事では、「防災はまだこれから…」という方でもすぐに始められる、
台風の前にそなえておきたい防災グッズや見直しポイントをご紹介します。

台風が来る前に見直したい「3つの備え」

家の外まわりをチェック

台風の強風で、身近なものが思わぬ危険になります。

  • ベランダの植木鉢や物干し竿 → 室内にしまう
  • 雨どいのつまりや排水口のゴミ → 掃除しておく
  • 窓やガラス → 飛散防止フィルムや養生テープで補強

ちょっとした“ひと手間”が、大きな被害を防ぎます。

台風の日の「過ごし方」を考える

停電・断水・通信障害…。
台風が直撃すると、普段当たり前に使っているものが一気に使えなくなることも。
そんなときのために、次のようなことを準備しておきましょう。

  • 停電時の灯り:LEDライト、ヘッドランプ(両手が使えて便利)
  • 通信手段:モバイルバッテリーの充電を忘れずに
  • 断水への備え:お風呂の残り湯を溜めておく、水の備蓄(1人1日3ℓが目安)
  • ラジオ:ネットが使えないときの情報源に

「停電しても、なんとかなる」状態をつくるのが、安心につながります。

避難のタイミングとルートを確認

台風の避難は「早め」が鉄則です。
特に、夜になってからの避難や、大雨が降ってからの移動はとても危険。
台風の予報が出たら、すぐに以下を確認しておきましょう。

  • ハザードマップで浸水・土砂災害リスクの確認
  • 自宅から避難所までのルートをシミュレーション
  • 家族や子どもと「どのタイミングで、どこへ行くか」話し合う

移動せずに「垂直避難(2階へ移る)」が安全な場合もあるため、地域の災害特性を知っておくことがカギです。

「これがあって助かった!」台風対策防災グッズ7選

避難するにしても、家にとどまるにしても、「最低限の備え」はしておきたいもの。
特に台風シーズンにおすすめしたい、実用性の高い防災グッズをご紹介します。

🎒防水性のあるリュック or 大きめトート

避難時に両手が空く形がベスト。撥水素材やレインカバー付きがおすすめ。


💡ヘッドライト or 小型LEDランタン

停電時に活躍。置いても使えて、持ち歩きもできるものを選ぶと便利です。


📱モバイルバッテリー(できれば2台)

スマホの充電は命綱。普段使い用+緊急時用で複数あると安心。


💧飲料水(500mlペットボトル×6本程度/人)

家族人数分でストック。冷蔵庫や玄関近くに「持ち出し分」としてまとめておくとスムーズ。


🍞調理不要の非常食

パン、ビスケット、おにぎりなど、すぐ食べられるものを中心に。子ども向けおやつも忘れずに。


🧥レインコート or ポンチョ

傘は風で使いづらいため、両手が使えるレインコートが◎ リュックごと着られるサイズだと便利。


🛍 ジップ袋・ゴミ袋・タオル類

濡れたものの仕分け、簡易トイレ代わり、急な浸水にも使えます。100均でも揃う防災の味方。

家族で「うちの備え」を話そう

どんなにグッズがそろっていても、家族で行動を共有していないと意味がありません。
台風前の週末や、天気が不安定な日に、こんなことを話し合ってみてください。

  • 避難が必要なとき、どのように動く?(子ども・高齢者優先)
  • 連絡手段は?(携帯電話が使えない場合の対策)
  • 家族がバラバラのとき、どこに集合する?

「うちはこんなとき、こうするよ」と話すだけで、お互いの安心感がぐっと高まります。

おわりに

台風は、地震と違って「予測できる災害」です。
だからこそ、「あとでやろう」と思っているうちに接近してしまうことも。

防災グッズを見直す。
避難のタイミングを家族で確認する。
家の周りを片づける。
どれも、今日からできるかんたんな備えばかりです。

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