緊急地震速報の音で子どもが怖がる時の対処法|体験談から学ぶ防災

子育て×防災

突然「ギュイー、ギュイー」という緊急地震速報の音が鳴ると、 お子さんが怖がって泣き出してしまった経験はありませんか?
「また鳴ったらどうしよう…」 「子どもがパニックになってしまう」 「どうやって説明したらいいのかわからない」 そんな不安を抱えているお父さん・お母さんは多いんです。
実は、緊急地震速報に対する子どもの怖さは、 正しい理解と準備で軽減することができます。
今回は、実際に体験したご家族の声をもとに、 子どもが怖がる理由から対処法まで、解説していきますね。

緊急地震速報を子どもが怖がる理由

なぜ子どもは緊急地震速報を怖がるの?

突然の大きな音に驚いてしまう
緊急地震速報の音は、大人でも「ドキッ」とする独特の音です。
子どもにとっては、なおさら怖く感じてしまいます。

何が起こるかわからない不安
「この音の後に何が起こるの?」 「どうしたらいいの?」
という不安が、恐怖を大きくしてしまいます。

周りの大人の慌てる様子を見て
お父さん・お母さんが慌てている様子を見ると、
子どもは「何か大変なことが起こる!」と感じてしまいます。

体験談から学ぶ対処法

実際のご家庭での体験談

Aさんのお家での体験
「5歳の息子が緊急地震速報の音を聞くたびに泣いてしまい、
どうしたらいいか悩んでいました。
でも、事前に音を聞かせて説明することで、
今では落ち着いて対応できるようになりました。」

Bさんのお家での体験
「娘が3歳の時、突然の緊急地震速報でパニックになりました。
その後、『地震のお知らせ音』として説明し、
『だんごむしポーズ』の練習をしたことで、 怖がらなくなりました。」

具体的な対処法と防災方法

今すぐできる!子どもの不安を軽減する方法

事前に音を聞かせて説明する
・平常時に緊急地震速報の音を聞かせる
・「地震が来るよ」というお知らせの音だと説明
・「みんなを守るための大切な音」と伝える

「だんごむしポーズ」を覚える
・頭を隠して体を丸める姿勢
・普段から遊び感覚で練習
・「だんごむしさんになろう!」と楽しく

家族で避難訓練をする
・音が鳴ったら「だんごむしポーズ」
・安全な場所への移動
・子どもが主役の訓練にする

子どもの気持ちを受け止める
・「怖いよね」という気持ちを否定しない
・「お父さん・お母さんが守るから大丈夫」と伝える
・ 抱きしめて安心させる

名古屋市港防災センターの活用

家族で防災を学ぼう!名古屋市港防災センター

実際の地震体験や防災について、 家族みんなで楽しく学べる場所があります。

名古屋市港防災センターでできること
・地震体験室:震度7の揺れを安全に体験
・3Dシアター:伊勢湾台風や津波の映像体験
・煙避難体験:煙の中での避難を体験
・消防ヘリコプター展示:子どもが喜ぶ展示

子どもにとってのメリット
・実際の体験で防災を身近に感じられる
・「怖い」から「知っている」に変わる
・ 家族で一緒に学べる安心感

平日・土日問わず、家族で気軽に訪れることができます。

施 設 名名古屋市港防災センター
所 在 地名古屋市港区港明1丁目12-20
開   館9:30〜16:30(体験は16:00まで)
入場・体験無料
定 休 日月曜日(祝休日の場合は開館。)第3水曜日、年末年始(12/29~1/3)
公式 HPhttps://www.minato-bousai.jp/

普段からできる防災準備

子どもと一緒にできる防災準備

防災グッズを子どもと一緒に確認
・懐中電灯の使い方
・非常食の確認
・家族の写真を避難グッズに入れる

避難場所を確認
・家族で避難場所まで歩いてみる
・子どもにも場所を覚えてもらう
・複数の避難ルートを確認

家族の連絡方法を決める
・災害用伝言ダイヤル171の使い方
・家族が離れ離れになった時の集合場所
・子どもにも電話番号を覚えてもらう

まとめ

緊急地震速報を怖がる子どもの気持ちは、 とても自然なことです。

大切なのは
・子どもの不安を受け止めること
・事前に説明と練習をすること
・家族みんなで防災に取り組むこと

名古屋市港防災センターのような施設も活用して、 楽しく防災について学んでみてくださいね。 「怖い」から「知ってる」に変わることで、 いざという時に子どもが自分で身を守れるようになります。

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