「もしもの時の備え」と聞くと、家の中や非常袋ばかりに意識が向きがちですが、
もうひとつ見直しておきたいのが “車の中” の防災対策です。
特にこれからの季節は、台風や大雨による災害が増える時期。
帰宅途中の冠水や、レジャー中の通行止めなど、思いもよらない「足止め」に遭遇することもあります。
また、女性や子ども、高齢者にとっても、車は避難先や一時的な安全空間として役立つ場面が多いのです。
今回は、「車に常備しておくと安心な防災グッズ」を、実際にあった声や体験をもとに、ご紹介します。
車中に防災グッズを常備する3つのメリット

✅外出先での「急なトラブル」に対応しやすい
大雨で道路が通れない、渋滞で車中に数時間…。
そんなときでも、飲み物や食料、簡易トイレなどがあると心の余裕がまったく違います。
✅自宅が使えないときの「一時的な避難所」になる
災害直後、自宅にいられない状況でも、車なら雨風をしのげてプライバシーも守れる空間に。
寒暖対策や簡易寝具などがあると、避難所が混雑していても安心です。
✅小さな子どもや女性の安心につながる
小さな子どもがいる家庭では、おむつやおやつ、着替えなどを「車用」にもストックしておくと心強いです。
また、女性にとっても生理用品や防犯グッズなど、車の中に備えておくだけで不安がぐっと減ります。
【防災×車】常備グッズリスト12選

以下は、「いざという時にあってよかった!」という声を集めた、
車用の防災グッズ“安心リスト”です。できる範囲から少しずつそろえていきましょう。
🚰飲み水(500mlペットボトル×人数分)
- 夏場は特に大切!熱中症対策にも。
- 長期保存水があると便利(半年〜5年保管可)。
🍪食料(カロリーメイト・ビスケットなど)
- 調理不要・すぐに食べられる軽食を。
- 子ども向けのおやつも常備すると安心。
🚽携帯トイレ(簡易式・消臭タイプ)
- 渋滞中や避難中に必須。
- 個包装でにおいが少ないタイプが◎。
🧻ウェットティッシュ&ティッシュペーパー
- 食事・トイレ・手洗い代わりに。
- 赤ちゃんのお世話やちょっとした清掃にも役立ちます。
🌡️体温調整アイテム(ブランケット/冷却シート)
- 夏:冷却シートやハンディファン
- 冬:毛布、カイロ(使い捨てor充電式)
💡小型LEDライト(ヘッドライトorランタン)
- 停電や夜間の避難に。
- 両手が使えるタイプが特に便利。
🔋モバイルバッテリー(フル充電済み)
- 災害時の連絡・情報収集に必須。
- 予備のUSBケーブルもあると安心。
👕衣類(靴下/Tシャツ/下着など)
- 濡れた時や、泊まりになるときのために。
- 子どもや女性は特に替えがあると安心です。
💼常備薬・絆創膏・簡易救急セット
- 乗り物酔いや頭痛、けがに備えて。
- 眼鏡やコンタクトの予備も忘れずに。
🛍️ゴミ袋・ジップ袋
- 濡れた衣類や簡易トイレ用にも。
- 多めに用意しておくと何かと役立ちます。
🔐防犯ブザー・車内目隠しグッズ
- 車内避難時のプライバシー確保や安全対策に。
- サンシェードやタオルで目隠しができると◎。
📝緊急連絡カード・紙の地図
- 電話やGPSが使えない時の備え。
- 家族の連絡先・医療情報などを手書きでも用意しておくと安心。
車内に置くときの注意点

⚠️高温による劣化に注意!
特に夏場は車内温度が高くなるため、
食品・電池・薬・バッテリー類の品質劣化に気をつけましょう。
- 定期的に入れ替える(目安:3〜6ヶ月)
- 保冷バッグやシェードを活用して日差しを避ける
⚠️車検・点検時に取り出されないよう工夫
車内備蓄はサイドポケット・座席下・トランク内などに収納するのがベスト。
車検や洗車で中身が整理されないよう、「災害用」とわかるラベルや袋にまとめておくのもおすすめです。
まとめ
普段は通勤やお出かけ、買い物に使っている車。
でも、いざという時には、あなたと家族を守る「動く防災拠点」にもなります。
大がかりな準備でなくても、
「飲み物1本を余分に置いておく」
「使いかけのティッシュをもう1パック入れておく」
そんな小さな心がけが、“もしも”の安心につながります。
“いつもの暮らしの中に、防災をちょっと足す”
それが、このブログが大切にしている防災スタイルです。