【なぜ不要?】防災グッズでいらなかったもの8選|被災者が教える本当に必要な備え

体験談×備え

防災グッズを準備するとき、「本当に必要なものって何だろう?」と悩んだことはありませんか?

実は、阪神淡路大震災、東日本大震災、能登半島地震などを経験した被災者の方々から、「用意したけれど、実際には使わなかった」という声が多く聞かれる防災グッズがあるんです。

今回は、被災者の実体験をもとに、「防災グッズで不要だったもの」「防災グッズでいらなかったもの」を詳しくご紹介します。

本当に必要なものだけを揃えるための参考にしてくださいね。

被災者が教える「不要だった防災グッズ」8選

1位:手回し式ラジオ・懐中電灯

なぜ不要だったの?

東日本大震災を経験した防災士の方は、

「手回し式のものは想像以上に疲れます。回し続けるには相当の体力が必要で、避難生活の中では体力が残っていませんでした」

代わりに必要なもの!

  • 乾電池式のラジオ・懐中電灯
  • 手回し・ソーラー・USB充電の3way対応ラジオ

2位:コンパス(方位磁石)

なぜ不要だったの?

多くの被災者から「使う機会がなかった」という声が、

「自宅近くの避難所なら道がわかるし、知らない土地でコンパスを使うには地図が必要。スマホのコンパスアプリで十分」

代わりに必要なもの!

  • オフライン地図アプリのダウンロード
  • モバイルバッテリー
  • 紙の地域ハザードマップ

3位:ロープ

なぜ不要だったの?

「練習なしで使うのは難しく、かえって危険。一般人には扱いづらいものでした」

代わりに必要なもの!

  • 丈夫なタオル
  • ハサミ・カッター
  • 簡単に使える結束バンド

4位:乾パン

なぜ不要だったの?

東日本大震災時(3月)の体験談より

「寒い時期には温かい食べ物が欲しくなります。カセットコンロでカップ麺やレトルト食品を温めて食べることができたので、乾パンの出番はありませんでした」

代わりに必要なもの!

  • レトルト食品(カレー、ご飯)
  • カップ麺
  • 缶詰
  • アルファ米

5位:マッチ・ろうそく

なぜ不要だったの?

「大きな揺れが何度も起きている中で、ろうそくは危険すぎました。火災のリスクを考えると、とても使えませんでした」

代わりに必要なもの!

  • LED懐中電灯
  • LEDランタン
  • ヘッドライト

6位:ナイフ

なぜ不要だったの?

「普段使い慣れていないし、子どもには危険。水不足の中、調理に使った後の洗浄も大変でした」

代わりに必要なもの!

  • ハサミ
  • カッター
  • 缶切り付き万能ナイフ

7位:大型テント

なぜ不要だったの?

「重い上にかさばるので、避難時には邪魔になりました。避難所で場所を確保できたので、使いませんでした」

代わりに必要なもの!

  • コンパクトな防寒シート
  • 簡易マット
  • 携帯用毛布

8位:新聞紙(防寒用)

なぜ不要だったの?

「防寒に使うには大量の新聞紙が必要で、避難時の荷物がかさばって大変でした」

代わりに必要なもの!

  • アルミ製保温シート
  • コンパクトな防寒着
  • 携帯カイロ

なぜこれらのグッズが不要になったのか

理由1:想定していた状況と現実のギャップ

多くの防災グッズは「最悪の状況」を想定して作られていますが、実際の災害では

・避難所で寝泊まりできることが多い
・近隣住民同士で助け合うことができる
・支援物資が比較的早く届く

といった状況が多く、個人で全てを賄う必要がないケースが多いのです。

理由2:使いこなすには専門知識が必要

ロープやナイフなどは、正しい使い方を知らないと

・効果を発揮しない
・かえって危険
・他の道具で代用可能

ということが判明しました。

理由3:携帯性と実用性のバランス

災害時は「軽くて使いやすいもの」が重要。重くてかさばるものは、避難の妨げになってしまいます。

本当に必要だった防災グッズとは?

被災者の体験談から見えてきた「本当に必要なもの」

項 目内 容
すぐに使えるもの・懐中電灯(LED・電池式)・携帯ラジオ(乾電池式)・モバイルバッテリー
食べ物・飲み物・飲料水・レトルト食品・缶詰・日用品と同じ食材
衛生用品・ウェットティッシュ・携帯トイレ・常備薬・生理用品
情報・連絡手段・スマホの充電器・家族の連絡先リスト・お薬手帳のコピー

よくある質問

Q:全部捨てた方がいいの?

 A:いいえ。状況によっては必要になる場合もあります。ただし、優先順位を考えて準備しましょう。

Q:お金をかけずに防災対策はできる? 

A:はい。普段の買い物で少し多めに買う「ローリングストック」から始められます。

Q:何から準備すればいい?

 A:まずは水と食料、懐中電灯から。特別な防災グッズより、普段使いできるものを多めに準備しましょう。

まとめ

今回ご紹介した「不要だった防災グッズ」は、決して無駄なものではありません。ただし、限られた予算と収納スペースの中で防災準備をするなら、優先順位をつけることが大切です。

防災グッズ選びのポイント

  1. 普段使いできるものを選ぶ
  2. 使い方を練習できるものを選ぶ
  3. 軽くてコンパクトなものを選ぶ
  4. 家族全員が使えるものを選ぶ

今後も被災者の実体験をもとにした、実用的な防災情報をお届けしていきます。みなさんの防災準備に、少しでもお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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