「警報が出たけど、今からでも間に合う準備って?」
突然、テレビやスマホから鳴り響く警報音。台風や大雨、地震のあと「断水の恐れがあります」と言われても、焦ってしまい「結局何をすればいいの?」と戸惑った経験はありませんか?
実は、警報が出た“今”のタイミングこそ、最小限の準備をする最後のチャンスです。
この記事では、特に断水対策として「お風呂の水をためる」ことを中心に、すぐできる準備や必要なアイテムを分かりやすく紹介します。
今からでも間に合うことを知って、落ち着いて行動しましょう。
断水のリスクとは?基礎知識

台風や地震、大雨の影響で起こるライフラインの停止。その中でも「断水」は、私たちの日常に大きな影響を与えます。
実際に困ること
・トイレが流せない
・手洗いや食器洗いができない
・飲み水が手に入らない
・掃除や体を拭くこともできなくなる
飲み水の確保ももちろん大切ですが、見落としがちなのが「生活用水」。そこで役立つのが、お風呂にためた水です。
お風呂の水は、トイレを流す、掃除をする、体を拭く、火事の初期消火など、いざという時に大きな助けになります。
警報発令後!お風呂と水の準備法

「もう警報が出てしまった、でもまだ水は出る」そんな状況の方は、次のステップを落ち着いて実践しましょう。
① お風呂の水をためる
まずは、浴槽いっぱいに水をためます。この水は飲み水には使えませんが、生活用水として非常に役立ちます。
ポイント
・きれいに掃除できていればそのままでOK
・汚れている場合は簡単に洗い流してからためる
・フタをしておくとゴミやほこりが入りにくい
② 飲み水と生活用水を分けて確保
お風呂の水とは別に、ペットボトルやポリタンクに飲み水をためましょう。
蛇口の水をペットボトルや鍋、やかん、タンクにためておくだけでも安心です。
目安
・飲み水:1人1日3リットル × 最低3日分
・生活用水:トイレや手洗い用にお風呂の水を利用
断水直前に準備!安心なアイテムリスト

「何を用意すればいいの?」と迷ったら、以下のリストをチェックしてください。
必須アイテム
・ポリタンク(10L〜20Lが便利)
・ペットボトルの水(できれば備蓄とは別に)
・簡易トイレ(断水時の必須アイテム)
・バケツや洗面器(持ち運びやすい水容器)
・ウェットティッシュやボディシート(体拭き用)
家にあるもので代用できるもの
・空の鍋、やかん、ペットボトル
・ラップ(断水時、食器に敷くと洗わずに済む)
・ごみ袋(簡易トイレの袋としても代用可能)
家族構成別ポイント
・小さな子ども:おしりふき・ベビー用水分補給
・高齢者:水を運ぶための軽量容器やコップ
・女性:生理用品・洗顔シート
「全部そろってない…」と焦る必要はありません。今できる範囲で、水を確保することが一番大切です。
今からでも間に合う!断水前にやるべき3つの行動

警報が出てからでも、落ち着いて行動すれば十分備えられます。
- お風呂いっぱいに水をためる
- 飲み水と生活用水を分けて確保する
- 必要なアイテムをすぐ手元に集める
そして、もし可能なら次のために簡易トイレやポリタンクの備えを、この機会に見直しておくと、さらに安心です。
まとめ
災害は突然やってきます。でも、警報発令のタイミングは、実は最後の備えができる貴重な時間です。
「お風呂の水をためる」
たったこれだけでも、後の安心感は大きく変わります。
ぜひこの記事を参考に、できることから備えてください。あなたとご家族の安心につながります。