毎年、夏が近づくと「熱中症に気をつけてください」といったニュースをよく耳にしますよね。加えて、大雨や台風などの自然災害も多くなる季節です。
「もし、こんな暑いときに災害が起きたら…停電したら…」そう思うと、不安になる方も多いのではないでしょうか。私自身、夏場の防災には特に気をつかっています。
災害は季節を選んでくれません。むしろ夏は、暑さや衛生面のトラブルが重なり、より過酷な状況になることも少なくありません。特に小さなお子さんや高齢のご家族、ペットがいるご家庭では、暑さ対策を含めた防災の準備がとても大切です。
夏の災害はここが大変!事前に知っておきたいポイント

夏の災害時にいちばん心配なのが、やはり「暑さ」です。
普段ならエアコンや扇風機、冷たい飲み物で快適に過ごせますが、災害時は停電や断水が重なり、そう簡単にはいきません。
実際に、避難所や在宅避難でよく聞く困りごとは…
☑ 停電でエアコン・扇風機が使えず、室内が蒸し風呂状態
☑ 水道が止まり、体を冷やすこともできない
☑ 避難所が暑くて、熱中症や脱水症状の危険がある
☑ 虫が多く、衛生面も心配
特に、小さな子どもや高齢者、ペットは体温調節が苦手なので、こうした状況では体調を崩しやすくなります。
夏の災害時こそ「暑さ対策」と「水分・衛生管理」を意識した備えが欠かせません。
こんな場面で役立つ!夏仕様の防災グッズの活用シーン

「夏の防災グッズって、本当に必要かな…?」と思う方もいるかもしれません。でも実は、ちょっとしたアイテムがあるだけで、災害時のつらさがグッと減るんです。
たとえば、もしも真夏に停電が起きたら…
エアコンや扇風機が止まってしまい、部屋の中はあっという間に蒸し風呂状態。そんなとき、冷却タオルを濡らして首に巻くだけで、体感温度がずいぶん変わります。
また、外への避難が必要になった場合は…
強い日差しの中、歩いて移動するのは本当に大変。そんなとき、日よけ帽子や携帯扇風機があると、少しでも楽に移動できます。
さらに、避難所や在宅避難中でも、意外と困るのが虫対策や汗のベタつき。
虫よけスプレーや、ウェットティッシュ、ボディシートがあれば、衛生面のストレスも減り、安心して過ごせますよ。
夏の防災グッズは「いざというとき」だけでなく、普段のお出かけやレジャーにも役立つものばかり。
特別な準備ではなく、普段の生活に自然と取り入れておくことで、もしものときにもすぐ対応できます。
「そんなに大げさじゃなくても、これなら続けられるかも」
そう思ったときが、備えのはじめ時です。少しずつ、できるところから一緒に始めていきましょう。
夏の災害時におすすめ|暑さ対策の防災グッズリスト

暑い夏の災害時、頼りになるのが「涼しさ」を確保できるグッズや「水分・衛生管理」を助けるアイテムです。普段のお出かけや、レジャーにも使えるものが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。
暑さ対策グッズ
水分・衛生対策
家族構成に合わせた工夫
今からできる!夏の災害にそなえる3つのポイント
① 家の中の暑さ対策を見直す
停電時でも少しでも涼しく過ごせるよう、遮光カーテンやすだれ、窓用の日よけグッズを用意しておきましょう。
② 水と冷却グッズを普段から備える
飲み水や保冷剤、冷却シートは、冷凍庫や非常持ち出し袋に常備を。普段のお出かけにも活用できます。
③ 防災グッズを“夏仕様”にしておく
リュックや車の中に、冷感タオルや携帯扇風機をプラス。季節ごとに中身を見直す習慣をつけると安心です。
まとめ
夏の災害は、暑さや衛生面のトラブルがつきもの。でも、少しずつ準備をすれば、家族みんなが安心して過ごせます。
「大げさな準備はちょっと苦手…」という方も、普段使いできるグッズや、おしゃれで暮らしになじむアイテムを活用すれば、無理なく“夏仕様の防災”ができます。
私も完璧ではありませんが、できることからコツコツ備えています。この記事が、あなたや大切なご家族の安心につながればうれしいです。